私たちの体には、抗酸化酵素などによる防御システムが備わっています。
ところが年齢を重ねると防御力が低下し、逆に活性酸素の働きが強まります。体のあちらこちらに害(酸化=炎症)が及んでいきます。
肌荒れやしみが目立つ、疲れがとれない、風邪をひきやすくなったといった症状が増えてきたら要注意です。活性酸素を減らす生活習慣を心がけましょう。
<活性酸素を減らすための生活習慣は?>
●タバコを控える
タバコの煙には活性酸素や、その発生を助長する有害物質が数多く含まれています。血液中に入ると、動脈硬化の原因となる酸化LDLをつくる原因ともなります。
●アルコールをとり過ぎない
肝臓がアルコールを分解するときにも、活性酸素が発生します。飲む量の多い人、アルコールに弱い人は、とくに注意が必要です。
●軽めの運動をする
激しい運動をすると呼吸量が急増し、活性酸素の発生を促します。反対にウォーキングや水中歩行程度の軽めの運動は、抗酸化酵素の働きを高め、体の酸化を抑えます。
●ストレスをためない
ストレスを受けると一時的に血液の流れが悪くなり、これが元に戻るときに活性酸素が発生します。これを繰り返すことで、酸化が促進されます。
●紫外線をさける
紫外線に当たり過ぎると、皮膚細胞でも活性酸素が生成され、シミやシワの原因となります。日光に長時間当たらないなどの紫外線対策が必要です。