『願い事』より『感謝』をする場所
「普段、無事に生活させて頂いている」、「大きな病気、怪我に見舞われていない」など、『生かさせて頂いている』と捉えるか、何気ない生活を「当たり前」と捉えるか、このスタンスによって訪れる目的に大きな差が生じます。
前者は『感謝』に繋がり、波動は高波動になます。後者は「更なる欲の要求」を目的とし、(物欲主義者が多く)波動としては低波動です。当然、高波動を維持している方が、思いが伝わり易いのと、自分が出した「感謝の波動」が次の未来を構築するので、また「感謝したくなる出来事」が訪れます。
「欲の要求」とは「現在、欲が満たされていない」という事の表れになります。つまり、「満たされていない」という波動を時空に投げかける行為と同じで、近い未来も「満たされない」事象を繰り返し体験するオーダーになります。
神様は私たちと同じで霊的生命体です。高次の存在になり私たちの先輩になります。日本には「八百万の神々」が存在しますが、霊格もピンからキリまで様々です。(キリと言っても私たちよりはかなり上ですが)
創造主に近い神様は超高次存在ですし、逆に、私たちの兄や姉のように、身近に感じる存在もいます。
純粋に「感謝」を伝えに参拝することにおいては全ての神々様に意志が通じます。但し、願い事に関しては、聴いて頂ける可能性が高いのは身近に感じる存在の神々様です。しかし、人間にも近い神様なので、ルールやマナーを破ると、お怒りを受けることもあります。
よって、神社参拝では最低限のルールやマナーは守っておいた方が無難ということになります。
神社の選び方
神社を選ぶと言うと、失礼な発言になりますが、正確には維持管理が正しく行われているかです。
まだ、日本人の多くは「神社参拝は願掛けする場所」と認識している人が多いので、有名な神社ほど参拝客の「欲の念」がゴミの山の様に蓄積してしまい、あっという間に負の念だらけになってしまいます。
イライラした時に参拝すると、すでにある負の念と同調していしまい、ゴミを大量にしょって帰ることになって、体調を壊したりします。
参拝する時は、高い波動を維持して、負の念とチャンネルを合わさないように注意が必要です。
これらのゴミを毎日、綺麗に掃除しているのが祝詞になります。言葉で祓い清めていく行為です。よって、神主さんのいない神社は気が淀んでしまうことが多々あります。神主が存在しても祝詞をさぼっている神社も同じです。境内の掃除などを見ても大体の想像はつきますし、直感で入りたくない場所は行かない方が良いと思います。
氏神様が気の淀んだ神社に感じた場合は、近くの他の良さそうな神社に参拝されることをお勧めします。
正式参拝はしたほうが良い?
正式参拝とは、拝殿の中に入っての参拝となります。神職の方に祝詞をあげてもらう参拝方法を「正式参拝」といいます。
私は正式参拝はした方が良いと思います。特に遠方に出向いてのご縁を頂きに参拝する場合や、身近でも「七五三、厄払い」など、いわゆる日本の伝統行事として願掛けと重なる場合は「正式参拝」の方が確実に願いを届けて頂けます。また、「病気平癒、方位除け、商売繫盛」など、本気で真剣な願掛けもお勧めです。
但し、注意点があります。「厄除け、厄払い」などは、災難が無かった場合や、明らかに大難が小難に変換されたと感じた場合は、正式参拝で「神恩感謝」のご祈祷も必ず後日、行うようにしてください。これ、忘れると大ごとになる場合があります。
神様も人間と一緒で、お願いを通して頂いたら、「ありがとうございます」が必要です。信頼関係で成立ってます。筋を通す事が当然で、通さない事をとても嫌います。(最初から一般参拝ならまだしも、お礼は賽銭と思いだけではだめです。)
あと、拝殿の中に入る場合、服装にも気を付けましょう。Tシャツにジーパンなどは避けた方が良いです。伊勢神宮は正装でないと入れません。服は気持ちの表れですので、本気の度合いが神様にも伝わります。
玉串料などは神社によって最低料金が「三千円~」や「五千円~」など異なります。予約が必要かどうかも、事前にホームページなどで確認しましょう。下準備をする場合、なるべく「のし袋」で包んでおき、社務所で手続き後にお渡しください。
神社参拝の作法
神社参拝は気持ちが一番大事ですが、作法も出来ないより、できた方が日本人らしさが伝わってきます。これから始めてみようかと、思われる方もいるかもしれません。
どの神社が私に合うか?
日常生活の散歩コースで、お参りに行かれる場合、氏神様、産土神社と言った、生活圏内の神社は大切にして頂きたいと思っています。但し、神職が普段いないなどの問題で、行きつけの神社を隣町の氏神様に変更するのは有りだと思います。
ここで、パワースポットのブームで、「ご利益の内容によって、神社を選ぶ」という方法も理解できますが、神様も人間と同じと考えれば、「どれだけ深い関係性を築けるか」も一つのテーマになります。
毎日か、毎週か、毎月か、(毎年か分かりませんが)通っている神社があるとします。「旅行で宮津に行くので、籠神社にお参りさせて頂きたいと思います」と報告と、「無事に帰れますように」の意味も兼ねて、手を合わせたとします。そして、籠神社で正式参拝の待ち時間も発生せず、とんとん拍子でスムーズな参拝ができたとします。神様のネットワークは凄く、「いつも挨拶に来てくれる子が、そっちに行くからよろしく頼みます」と、手配して頂いた可能性が大になります。この場合、ホームの神社と関係性を築けていればの話になります。
逆に築けていない場合はどうでしょう。突発的に参拝しても籠神社も「数ある参拝客の一人」として見てはくれます。但し、籠神社に何回も参拝を繰り返すことによって信頼関係は出来ますが、物理的に遠方な為、氏神様と比べると効率は悪くなります。
では、厄払いは○○神社が有名で、是非、○○神社に参拝したいとします。ご近所の神社によくお参りしている場合は、先ほどの籠神社と同じですが、そうでない場合は、まずは氏神様でご祈祷してもらえれば、そっちを私はお勧めします。
人付き合いと一緒です。ただ、どうしても○○神社にこだわってしまう場合もあると思います。遠距離恋愛が似た例ですね。努力は覚悟の上でのお付き合い。また、前世からのご縁もあったりしますので、何が正解かというのはありません。最終的には人の思いの強さだと思います。