ポリエステルの服は、着ているだけで大量のマイクロプラスチックを放出している…
アクリル、ナイロン、ポリエステルなどの合成繊維でできた衣服を洗濯すると、何十万ものマイクロプラスチック繊維が引きはがされてしまいます。最近の研究によると、合成繊維の衣服を着ているだけで、洗濯するよりも多くのマイクロファイバーが放出される可能性があるそうですよ。
ギズモード・ジャパン
洗濯してもダメ、着てもダメ。いったいどうすれば…。アクリル、ナイロン、ポリエステルなどの合成繊維でできた衣服を洗濯すると、何十万ものマイクロプラスチック繊維が引きはがされてしまいます。最近の研究によると、合成繊維の衣服を着ているだけで、洗濯するよりも多くのマイクロファイバーが放出される可能性があるそうですよ。Environmental Science and Technology誌に発表された研
多くの人はデザインと価格を重視していると思いますが、素材について考えたことはありますか?
IN YOUでは食品や化粧品について
「安価で便利なものには人体に有害な物質が含まれている可能性が高い」と度々お伝えしていますが、化学繊維についても同様です。
着るものを選ぶ基準は何ですか? 食べるものにはこだわっているけれど・・・ みなさんは服を選ぶ時、何を基準に選んでいますか? デザイン、素材、着心地、価格。 多くの人はデザインと価格を重視していると思いますが、素材について考えたことはありますか? 綿は肌触りが良い、絹はツヤツヤして高級感がある、ポリエステルはシワになりにくくて便利、など素材によってそれぞれメリットがあります。 安価で便利なことから、私たちの生活に欠かせなくなっているのが化学繊維。 化学繊維でできた服を1着も持っていないという人はおそらくいないでしょう。 IN YOUでは食品や化粧品について 「安価で便利なものには人体に有害な物質が含まれている可能性が高い」と度々お伝えしていますが、化学繊維についても同様です。 口に入るものじゃないし、肌に塗るものでもないのに?と思う方も多いでしょう。 今回は化学繊維の健康・環境への影響についてご紹介します。 天然繊維と化学繊維の種類 主な天然繊維と化学繊維は以下の通りです。 天然繊維 ・綿 ・絹 ・麻 ・亜麻(リネン) ・毛 ・アルパカ ・アンゴラ ・カシミヤ ・モヘア 化学繊維 ・ポリエステル ・ポリウレタン ・ナイロン ・キュプラ ・アクリル 経皮毒といえば、肌につける化粧品。 ボディーソープや保湿クリームは気を遣って選んでいるけど、着るものにはあまりこだわらないという人も多いはず。 実際私も、化粧品は吟味していますが布ナプキン以外の衣類にはあまりこだわっていませんでした。 ★オーガニック布ナプキン(長方形タイプ)|オーガニックコットン100%・その日の量に応じて使い分け簡単! 実は衣類に使われている化学繊維も経皮毒になる 化学繊維はチクチクしてかゆくなってしまうので苦手という方もいるのでは? 私もストッキングやタイツを履くと足がかゆくなるのであまり履かないようにしています。 実は化学繊維も化粧品と同様、経皮毒として肌から吸収されます。 着ている時にかゆくなるだけでなく、以下のような影響が指摘されているのです。 食べ物や肌につけるものに気をつけているのになぜか調子が悪い、という人は着ているものの繊維に原因があるかもしれません。
化学繊維は静電気の発生源。たかが静電気と思わないで下さい。
人間の皮膚に一番近いとされ、
プラスにもマイナスにも帯電しにくい性質を持っています。上の図は、左に行くほどマイナスに、右に行くほどプラスに帯電しやすい繊維を表しています。 静電気はマイナスとプラスの距離が遠いほど発生しやすいと言われています。 つまり、塩化ビニルとウールの重ね着をすると最も静電気が起きやすく、 反対に綿と麻の重ね着では静電気が起きにくいのです。
あなたが洋服を選ぶ基準は何ですか? 色、デザイン、ブランド、流行、価格・・・いろいろあると思いますが、 素材を基準にする人って意外と少ないのではないでしょうか。 これからお話しする化学繊維に処理されている様々な有害物質の実態を知れば、 いかに素材が重要なのかおわかり頂けると思います。 皮膚炎などの原因になる化学物質まみれの衣服 繊維製品を作る過程では、様々な化学物質が使われています。 染色工程では、一部の「アゾ系染料」が皮膚の表面や肝臓で分解される際に、 発がん性物質を生成するとして、 既に厚生労働省では規制を始めています。 また、感作して皮膚アレルギーを起こすと言われる「クロム系染料」などは、 まだ十分な規制には至っていませんので注意が必要です。 抗菌・防臭加工では、 トリクロサン 第四アンモニウム 酸化亜鉛 銀ゼオライト などの化学物質が使われ、 接触性皮膚炎の発症原因となっています。 防縮加工では、ポリウレタン樹脂や塩素化剤が使用されています。 ポリウレタン樹脂はその硬化剤として使用される「イソシアネート」という物質には強い毒性があります。 イソシアネートはアスファルト工事でも使用される有害物質で、発がん性があります。 防水加工では、ポリ塩化ビニルやシリコーンゴムが使用されています。 特にポリ塩化ビニルの原料である塩化ビニルは、 WHOの国際がん研究機関が発表している発がん性分類で最上位のランクに位置付けられており、 その有害性は十分に証明されていると言えるでしょう。 防虫加工では、ディルドリンやDTTBという薬品が使用されています。 特にディルドリンは毒性の強い農薬で、中枢神経障害や肝機能障害を引き起こすと言われています。 仕上げ工程では、製品の見栄えを良くしたり、手触りや風合いを出したりするためにホルマリン樹脂加工がおこなわれます。 気化すれば、言わずと知れた「ホルムアルデヒド」です。 その有害性は説明するまでもありません。 化学繊維は静電気の発生源 たかが静電気と思わないで下さい。 繊維製品の中で最も静電気が起きにくいのが「綿」や「麻」の天然繊維だと言われています。 人間の皮膚に一番近いとされ、 プラスにもマイナスにも帯電しにくい性質を持っています。
この話は、「アーシング」の健康法と繋がってきます。いかに静電気が健康の邪魔をしているのか、考えさせられます。
原点回帰、天然繊維へ
《天然繊維》綿(コットン)、麻(リネン、ラミー、ヘンプ)、絹(シルク)、毛(ウール、カシミヤ、モヘアなど)、竹(バンブーリネン、バンブーレーヨン)
皮膚は「第三の脳」と呼ばれています。40億年前に誕生した生命体に、最初に備わった器官は「腸」でした。
その後、腸から進化する形で脳が作られていったといいます。
腸は、自分の意志で働くことができる自立した器官となっており、「第二の脳」と呼ばれています。
そして今、「第三の脳」と呼ばれ注目されているのが、「皮膚」です。「服用」とは? 現代では、「薬を飲むこと」という意味で使われている「服用」という言葉。
実は「衣服」で心身を守ることを意味していました。
服用という言葉の語源を辿っていくと、中国最古の歴史書「書経」に辿り着きます。草根木皮、これ小薬。
鍼灸、これ中薬。
飲食衣服、これ大薬。
身を修め心を治める、これ薬源なり。
-書経より-
- 化学繊維のマイクロプラスチック問題
- 化学物質の経皮吸収は、病気のひとつの要因です
- 女性の健康を損なう、使い捨ての「生理用ナプキン」
- 腕の内側を1とした場合の経皮吸収率
- 布ナプキンを始めてみませんか?
- 乳児期の湿疹が、他のアレルギーの引き金になります
- 大切な赤ちゃんのデリケートなお肌に
- 地球と体に優しい天然繊維“オーガニックコットン”
- オーガニックコットンとオーガニックではないコットンの違い
- 化学肥料を使っていないオーガニックコットン
- 「冷えは万病のもと」オーガニックコットンで体を温めよう
- 上質な睡眠は、オーガニックコットンから
本記事では、あれも×。これも×。というよりは、こんなの◎。というのを紹介します。
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